今回は当時の授業風景や寮の様子などを覚えてる範囲で書きます

なんせ8年前の出来事なので多少記憶に誤差があるかもしれません

広い心で見てください

外国人との初めての共同生活

僕が通った語学学校は学校とホテルが一体となった施設で2階3階が教室、その上が生徒が泊まる部屋になっていました。
1階には食堂とスーパーマーケットがあったので生活は快適でした。
部屋は3つのベッドと風呂、トイレ一緒の洗面所に小さいテレビと机がある部屋を3人で住みます。

生徒のほとんどが韓国人だったので僕の同居人2人も韓国人でした。
英語が全然話せなかった僕を見かねて日本語で話してくれるルームメイトもいました。
ライトのturn offの意味が分からず『デンキ、ケシテ』とよく言われてました(笑)

食事は食堂で食べられて多分授業料に含まれていたと思います。
韓国人が多かったので辛い料理と辛くない料理の二つがバイキング形式で選べました。
味は、、。まあ美味しかった気がします。(笑)
生徒やスタッフの人数を考えると仕方ないのですが、鶏肉がメインでバリエーションも多いわけではなかったので1か月もしたら飽きてましたね。

1階のスーパーでお菓子やジュースを買って部屋のテレビでハンターハンター蟻編やUFCを見るのが日々の楽しみでした。
海外のお菓子を食べてみて日本のお菓子のクオリティの高さに感動し膝から崩れ落ちてました。
フィリピンにも美味しいお菓子がないこともなく生徒の中で人気だったのがPillowsという枕の形をしたチョコレート菓子でした。

生活自体はホテルで完結していたので不便は少なかったですが、それ故にセブなどの学校と比べると娯楽が少ないように感じてる人もいました。
確かに1か月も暮らしたらやる事ないですし、ほぼ勉強漬けの毎日なので退屈に思える時もありましたが元々勉強しに来てますし不登校だった僕からしたら学園生活みたいで楽しかったのでバギオを選んで良かったと思ってます。

スパルタ授業

授業は他の学校に比べるとスパルタと言われてました。
詳しいスケジュールは覚えていませんが朝の8時くらいから夜の5時までみっちり勉強漬けの毎日。
休みも土日しかなく平日は基本外出禁止でした。初めの月は授業が終わった後に単語テストと軽い授業があったので授業が終わった後も部屋に戻って授業で出た宿題をしたり単語の勉強をしたりと、とにかく勉強勉強の日々でした。

グループので授業とマンツーマン授業があり先生も授業ごとの違いました。
入学時にテストをしてクラス分けをします。普通に義務教育を受けていればレベル2(下から二番目)に行けますが僕はレベル1でした。

朝一のグループ授業に行くとなんとタトゥー兄さんがいました。もう一人はルームメイトでした。
授業が始まるといきなりタトゥー兄さんはスマホでラップ聞き始めます。
この時点は早くも雲行きが怪しいですが先生は別に気にしていない様子。
先生が今日習ったセンテンスを使って例文作ってと課題をだします。ちなみに授業は全部英語です。

正直ちゃんと授業を聞いていたら簡単なので適当に文章を考えて答えるとcorrect!と褒めてくれました。
次はルームメイトの韓国人の番ですがI don't understandと苦戦している模様。
先生も再度説明してあげます。そしてタトゥー兄さんの順番がきます。

全然授業聞いてる様子なかったけど大丈夫かな、と心配していると。
タトゥー兄さんは『I get fucking money』とエンジン全開でかましていきます。
もちろんそんな言葉は授業で習っていませんし、先生も『No そんな言葉を使ってはいけません。』とマジレスしますが言葉の壁に阻まれて通じません。

見かねた先生が僕に日本語で説明してくれと頼んできてので仕方なくこの言葉を使って文章を考えるみたいですよ。と説明すると『マジか!ありがとう!』と納得した様子でした。
じゃあもう一回別の文章作ってみましょうと先生も諦めません。

僕も頑張って違う文を考えて答えます。先生もやっとまともな文章が返ってきて安堵の表情を浮かべてました。
ルームメイトの番ですがまたI don't understandと答え、先生の努力も虚しくその日はずっとそんな調子でした。
そしていよいよタトゥー兄さんの番、一応僕も日本語で説明したし大丈夫だろうと見守ります。
タトゥー兄さん『I get fucking money!』こっちも相変わらずでした。
朝からカオスな授業を続き、後半は先生とマンツーマン授業を受けてる状態で1か月が過ぎていきました。

次回

今回はここまでです。8年前なので今はだいぶ変わっていると思いますし僕が通っていたホテルはもうありません。

スパルタで辛い時もありましたが面白い友達と共に過ごせた素敵な時間ばかりでした。

次はバギオの事や休みの日の過ごし方について書こうかなと思っています。

また次記事で会いましょう。ありがとうございました!