前回の続きです。

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サンチャゴ要塞

日没まで2時間ほど時間があったのでせっかくここまで来たからにはもう少し探索してみます。
マニラ大聖堂から少し歩いた所にサンチャゴ要塞があるみたいなので行ってみることにしました。
意外とついでに行った観光地が思ったより良かったみたいな事もあるのが旅行の醍醐味ですよね。
前調べは全然してないので何があるのか知らないです。
入場料は75ペソとかなりリーズナブルでついでに行くには最適な値段。
要塞って聞いていたから軍事的な建物かと思ったら公園みたいな感じ。
公園自体綺麗ですし今まで歩いてきた通りの建物も見えます。
写真撮ったり謎に踊ったりしてる人達もいて楽しそう。
しかしこの公園だけで75ペソなのかとちょっと不安なっていました。
しかしずんずん進んで行くと石でできた巨大なゲートが見えてきました。
ついに来たかとゲートくぐると更なる公園が待っていました笑
あれ、どういうこと?
要塞とは名ばかりのひたすらのどかな風景が続いています。
ぽけーっと歩いているとツアーの団体を発見。
みんなぞろぞろと穴蔵みたいな所に入っていきます。
僕も後をついて行ってみることに。
入口はかなり狭くて身をかがめないと入れません。
穴蔵に入ると中は洞窟になっていてどうやら戦争の時に牢屋として使われた穴蔵みたいです。
あとで調べたところによるとこの牢屋は日本軍はフィリピン人の閉じ込めたり殺したりしていた牢屋のようです。
なので穴蔵の入口の隣には十字架が建てられています。
のどかな風景から一変殺伐とした雰囲気が立ち込めていて、当時を再現した模型や当時の写真などが展示されています。
とてもブログに載せる事のできないくらい生々しい写真の数々ですが、そんなことをしたのも同じ日本人だと言うことを知っておく必要があるでしょう。
日本の負の遺産を目の当たりにして少し気持ちが落ち込みますがまだ奥に行けるみたいなので行ってみます。
ちなみに日本人の観光客もチラホラ来ていてアホな大学生みたい集団が騒ぎながら入ってきて本当に恥ずかしく思いましたし、できるだけ早急に不幸な目にあってほしいと思いました。
そんな苛立ちを感じながら奥まで進んでいくとパシッグ川が流れる風景に出会いました。
サンチャゴ要塞と川を挟んだ高層ビルが建ち並ぶ街のコントラストがとても印象的です。
何の気なしに立ち寄ったサンチャゴ要塞でしたが意外と歴史が深い観光地ですし内容はポジティブな事ではないですけど日本人とも関わりがある場所なので結構おすすめできます。
敷地内をセグウェイに乗って回ってる観光客や警備員もいたりして今ではみんなが楽しめる場所になってるみたいですね。

帰り道

せっかくなので帰りは別の通りを通って帰ります。
出口には馬車が待ち構えていて客引きをしてますが歩いて帰るのでスルー。
だんだん夕暮れが近づいてきてなんだかエモいです。
行きの通りにはなかったヨーロッパ風のオシャレな建物やお店が見えてきてこっちがホントのイントラムロスだったのでしょうか。
やっぱりあの汚いマニラみたいな街並みは違う道だったのかも知れません。
レンガでできたお店やカフェがあるので休憩するにはぴったりの場所ですね。
ジブリのハウルとは言いませんが小汚いハウルとマニラのビーチサイドが上手く融合している感じがして個人的には結構好みな風景でした。
しかしこの石畳ゾーンは割と短めで少し歩くとすぐ汚いマニラの現実に戻されます。
マニラ大聖堂の他にも教会が建っていたりとここだけでもかなり観るところはありそうですが時間も時間なので今日はこのまま帰りました。
最初はマニラ大聖堂を目当てでしたが行ってみると他にも魅力的な観光地が点在していてかなり楽しめました。
1度に回れる距離なのでマニラ大聖堂に行く予定がある人はぜひサンチャゴ要塞やイントラムロスの街並みも見てみてはいかがでしょうか?
最寄りの駅から歩いてマニラ大聖堂まで行く道よりは前回の記事に書いてあるので良かったら読んでみてください!

次回

マニラオーシャンパークやマニラ動物園にも行きたいですが次はもっと海沿い

マニラ湾が見えるシーサイドに行ってみたいと思います

今回はここまで、また次回の記事で会いましょう

ありがとうございました!