マニラ最先端都市に行ってみた
皆さんはボニファシオ・グローバルシティという都市を聞いたことがありますか?
僕もマニラ滞在中に友人からブログのネタにと教えてもらうまで名前すら知りませんでした。
どうやらボニファシオ・グローバルシティはマニラ有数の経済発展を遂げた近未来的都市のようです。
ただの栄えた街、言わば東京のような街にわざわざ行くほどの魅了があるのか僕も半信半疑でしたが百聞は一見に如かずなのでとりあえず行ってみます。
毎度おなじみですが今回ももちろんウオーキングでいきます。僕の宿から大体50分くらいの距離でした。
音楽を聞きながらひたすら歩きます。海外を歩いていて不思議なのが日本にいる時より時間の流れが早い事。
見慣れない景色を歩いているからなのか街の雰囲気のせいなのか気付いたら時間が過ぎている事が多い。
30分くらい歩きましたが景色は相変わらず小汚いマニラのままです。
ハイウエイの高架下みたいな道がずっと続いていて近未来都市とは今のところ程遠い。
40分ほど歩いてもまだ汚い高架下が続いて不安になっていましたが高架下を抜けた辺りから段々様子が変わってきます。
どんどん綺麗になっていく道を歩いた先に待っていたのは想像を超える街並みでした。
アスファルトで綺麗に整備された広い道路の脇には木々が植えられていて色とりどりの建物が街を彩り、上を見上げれば空にも届きそうなビル達がそびえ立っています。
人々の服装もなんだかオシャレに着飾っていてこれがマニラの意識高い系なんでしょうか。
あまりの変貌ぶりにあっけにとられながら探索を続けていきます。
BGC
ボニファシオ・グローバルシティは訳してBGCと呼ばれています。
想像以上に栄えていたBGCですがまだ序章に過ぎません。
僕はブルコス・サークル・パーク側から入ってきたのでマーケットマーケット方面に向けてBGCを横断していきます。
本当にマニラの街を歩いているのか、別の国に来たかのような錯覚を覚えるほど今までの街とは違う街並みに困惑。
なんだかオシャレな公園まで見えてきました。人々も今まで見てきたフィリピン人より大人の余裕を感じますね。お店も公園も何もかもがいちいちオシャレ。
公園には何故か号泣してる女性が、、物質の豊かさと心の豊かさは必ずしも比例しないみたいです。
そしてとにかく公園とショッピングモールが多いです。
公園を抜けて横断歩道を渡した先にはまた公園。矢継ぎ早に公園かショッピングモールが現れます。
マニラはそもそもショッピングモールが多いのですがBGCは特に多い。
中央が公園や座って休めるスペースで両サイドに店舗が並んでいるアウトレットスタイルのストリートも多く見受けられます。
こんな大都会にも野良猫は暮らしていて優雅にお昼していますが猫に餌をあげるな!的な看板を建てられているので一応管理はしているみたいです。
こんな感じの公園とショップが複合したストリートが3つくらい連なっています。
それぞれに個性もあるので歩いてるだけでも楽しいかも、、?笑
あるカフェではミッフィーちゃんコラボが開催中。
日本ではちいかわカフェやサンリオカフェなどありとあらゆるアニメや漫画とコラボレーションしているカフェが存在していますがマニラというか海外でコラボカフェを見るのは初めてです。
初めてのコラボカフェの存在にも驚きましたがもっと驚いたのが値段。
普通に日本のカフェと変わりません。(日本のコラボカフェはもっとイカレていますが)
こんな値段設定でマニラで集客出来るのかと思ったら僕の前を歩く若い女性2組が何のためらいもなく入店していきました。
やはりここにいる人達はブルジョアばかりなのでしょうか。
最後はモールでまったりと
ブルジョアに戦慄しながら次なる目的地を目指して歩き出します。
結構一眼レフカメラで撮影をしている学生やモデル歩きを友達に撮影させてる女性など撮影スポットとしての地位も確立しているのでしょうか。
次はBGCでも大きなショッピングモール、マーケットマーケットに行きます。
誤字をしてるわけでもふざけてるわけでもなくマーケットマーケットというショッピングモールです。
入口付近はバスやタクシーを待ってる人の行列ができています。
マーケットマーケットは5階建ての巨大なショッピングモールです。
素朴な疑問なのですがなんでマニラはこんなにショッピングモールが多いのでしょうか。
店舗もそんなに変わっている感じもしないし僕には働き口の確保しにか思えません。
そして僕みたいな優柔不断は人間にとってはかなり迷惑な話です。そんなことはさておき、このショッピングモールすごいです。
ただのショッピングモールだけでなく映画館やゲームセンターにボーリング場やビリヤード場、カラオケボックスなどありとあらゆる娯楽がこのマーケットマーケットに集結しています。
そして極めつけはなんとショッピングモールでボルダリングができます。笑
誰がやるねん。と思いますが挑戦者はちゃんといました。さすがフィリピン人行動力が違います。
この秩序を欠いたごちゃ混ぜ感がなんとも愛おしいですが街もショッピングモールもとにかく広いので疲れる。
涼しい店内で水でも飲みながら1階のテニスもどきをしている親子観ながらぼーっと休憩します。
BGCの街並みもマーケットマーケットもかなり堪能できたので宿に戻ることにしました。
帰り道
せっかくなので帰り道は違う通りを歩いて帰ります。
どこの通りも広くてビルの壁には巨大なビジョンに映像が映し出されていて未だにマニラいる気がしない。
みんな信号もきっちり守るし公園ではランニングをしている人達もいて住み環境によって人って変わるんだなと実感しました。
急激に発展した経済の裏には格差が確かに存在するのでしょう。
僕の泊まっている宿の近くは子供がゴミ溜めの上で遊んでいたり大人達は昼間から何もせずダラダラしています。
ろくに服も着ていない人もたくさんいますし街は異臭が漂っています。方や数キロ離れたこっちの街ではみんな綺麗な洋服を着て一食何千円もするカフェで食事をしているのです。
タイもそうでしたがフィリピンも同様に経済格差は深刻な社会問題なのでしょう。
そんなことも考えながら見つけた栄光はジョリビーにあり!みたいな銅像が印象的でした。
本当のフィリピン人たちの栄光はどこにあるのでしょうか。
また4~50分歩いて着いた見慣れた小汚いマニラはどこか僕にとって心地よかったです。
僕が求めている東南アジアはこう言った親しみやすさなのかもしれませんね。
とは言えBGCは新鮮で楽しかったですしフィリピンの格差を目の当たりに出来たのも有意義な時間でした。
これからも色んなフィリピンの顔を皆さんに伝えていけたらと思っています。
今回の記事はここまで。また次の記事で会いましょう。
ありがとうございました!