剥皮寮歴史街区
龍山寺で初詣を終えた後、僕は華西街観光夜市に向かって歩いていました。
台北に西の方、龍山寺がある街にはまだ行ったことがなかったので街の様子を探索しながら歩いていきます。
夜市の途中には剥皮寮歴史街区という18世紀にレンガで作られた建造物が保存されている街があって中では教育センターや色々な歴史的な展示品が飾られています。
おじいちゃんが吸い込まれていますね。昔の自分の陰でも見えたのでしょうか。心配です。
真ん中は台湾の岡村隆史でしょうか。
こんな感じの昔の映画や街並みを楽しめるのでノスタルジックが好きな人は是非訪れてみてください。
龍山寺駅から歩いて5分くらいなので龍山寺を訪問してついでに行くのもいいかもしれません。
レンガのオブジェクトです。とりあえず覗き込んで知らない観光客を撮ります。
よく見るとキャスターが付いているので持ち運びが可能みたいです。
僕にとっては少し年代が古くて懐かしさは感じませんが古き良きを重んじている人は結構楽しめると思います。
タイムスリップした気分になれると思います。教育センターも台湾の歴史を学べるスポットなっています。
西昌街観光夜市
華西街観光夜市に向かっている途中で別の夜市を発見します。
道路の突如として現れたその夜市は今までの夜市と少し雰囲気が違いました。
というのも台湾の夜市(ナイトマーケット)は僕が想像していた以上に店構えも屋台もしっかりしていて、今まで東南アジアで経験したナイトマーケットの意味不明なごたごた感はありませんでした。
しかしこの華西街観光夜市は違いました。
夜市に入った一歩目から漂うきな臭さ、俺には分かる。この夜市は俺が台湾で行ったどの夜市よりも怪しい。
華西街観光夜市に足を踏み入れて一番最初に目に飛び込んで来たのは100％盗品のワイヤレスイヤホンの欠片たち。
これは完全にやってます。
夜市というかフリーマーケットに近い感覚でしょうか。
道路の真ん中を陣取るように店が一列に並んでいますがまともな商品はほぼ売ってません。
ですが台湾の夜市では断トツに安く、もしかしたら掘り出し物が見つかる可能性はあります。
絶対正規のルートで入手していないスマホやパソコン、偽物臭漂うブランド品、日本のアダルトビデオなど今までの夜市ではお目にかかれなかった品物が並んでいます。
当然買うことありませんが見ている分には面白いのでテンション高めに物色します。
そんなに大きな夜市ではないので15分もあれば周りきれます。怪しさのせいか人も他の夜市と比べてまばらで歩きやすいです。
しかしこれだけではただの風変わりな市場ですがもっと怪しいポイントがあって、明らかに夜市には場違いなセクシーお姉さんが道路の脇に何人立っています。
それはまさに立ちんぼとよく似た風景で観察していると男性と突然細い路地に消えたり、逆に路地から男性と出てきたりと完全にそれとわかる動きをしています。
その路地を覗いてみると薄暗く間違えて入ったらただでは帰って来れないような雰囲気をしていました。
時刻はまだ午後6時くらい。これは夜に来た方が絶対面白いと思ったので一時退却して本来の目的の華西街観光夜市まで向かいます。
華西街観光夜市と廣州街夜市
西昌街観光夜市を一旦離れて5分くらい歩いたところに華西街観光夜市がありました。
こっちはいつも見ているようなちゃんとした夜市で屋根も付いていて昔の商店街のような雰囲気があります。
台湾の夜市にはそれぞれ特徴がありますが華西街観光夜市は何故かマッサージ屋さんが多いです。
もちろんいかがわしい店ではなくて本格的なマッサージから足裏マッサージと色んなマッサージが建ち並んでいる夜市でした。
華西街観光夜市には台湾風ハンバーガーというものが売っていて行列ができるほど人気の屋台みたいです。
せっかくなので僕も食べてみます。値段はたしか80元くらいでした。
中華まんの生地に中にはチャーシューとよく分からない高菜みたいな野菜が盛り込まれています。
味はまぁ美味しかったですが後半はチャーシューがいなくなりほとんど野菜バーガーと化していたので野菜が苦手な僕には少し辛かったです。
他にはレコードやCD、DVDショップなどもあってレコード好きな人にはおすすめですね。
華西街観光夜市を抜けた先に今度は廣州街夜市がありました。
近くというか華西街観光夜市と繋がっているので華西街観光夜市を歩いていたら自然と廣州街夜市に繋がると思います。
廣州街夜市は台湾でよく見かける夜市で日本のお祭りの屋台と近い感じです。
夜市には日本のゲーセンに昔の置かれていた初期のゲーム、テトリスなんかも置かれていて意外と人で賑わってました。
ですが若い人というよりは日本の競輪場や競艇場にいそうなおじさんばかりでおっさんのたまり場となっています。
ちなみに僕は廣州街夜市でチャイナシャツを買いました。
海外旅行ではチャイナシャツを買うのが僕のルーチンになってたので本場中華の台湾でのチャイナシャツ探しを楽しみにしていたのですが思ったより売ってないです。
子供用や女性用はちらほら見かけましたが男性用はこの夜市以外では見当たらなかったので意外とレアなのかもしれません。
値段は790元(3555円)くらいだったのんで今までのチャイナシャツと比べると高いです。
しかし旅の思い出ですし東南アジアでは見たことない長袖シャツタイプだったので満足しています。
日もすっかり落ちて空も真っ暗ですし2つの夜市も台湾ハンバーガーも堪能したのでもう一度西昌街観光夜市に足を運んでみます。
夜の西昌街観光夜市
歩きながら西昌街観光夜市について少し調べたところ台湾でもかなり怪しい場所みたいです。
道路脇に立っていたセクシーお姉さん達は少し年齢層高めの立ちんぼのようでバックには台湾ヤクザが絡んでいるのだとか。
普通にしていれば問題はないですがトラブルに巻き込まれない為にもセクシーお姉さんとは関わらない方がいいでしょう。
夜になると更に怪しさも増して豚まで現れる始末。
台湾は安全性も高く街も設備も整っていて文字の読めない外国人の僕でも快適暮らせる国です。
しかしその一方で刺激に飢えていた部分もあった僕にとって西昌街観光夜市の光景は待ち望んでいた景色でもありました。
さすがに立ちんぼの姿を撮ることはできませんが動画には僅かに写っていました。
動画から抽出した画像なので分かりづらいですが右側の“松本薬局”の看板の下にいる3人の女性が分かりますか？
これがそうです。明らかに夜市を歩く格好をしていなく萌えアニメのキャラくらい胸部を露出しているので分かりやすいと思いますが近寄ったり話しかけるのは止めましょう。
僕もあまり怪しまれないように動画や写真を撮っていました。
最初に来た時にはいなかった見るからに観光客ではなさそうな若い男の集団もちらほら見受けられます。
もしかしたらこの人たちが台湾ヤクザなのかもしれません。
僕はそれでも写真を撮り続け、ある廃墟になったゲーセンの写真にレンズを向けると一人の男に話しかけけてきます。
中国語なので何言ってるか分かりませんしそもそもイヤホンで音楽聴いていたので声すら聞こえない状況でした。
必死にジェスチャーで写真を撮っていない事をアピールしますが全然伝わらず、気が付けば男数人に囲まれてしまいました。
これはマズい。と思いとっさに撮った直近の写真をモニターで見せます。さっきの豚ばっかり撮ってたので豚の写真ばっかり出てきました。
すると男たちも怪しい写真がないのを確認したのか解放してくれました。
危なかった。変な写真を撮っていたらデータを消されていたか、最悪の場合どこかに連れ去られてたかもしれません。
あの豚ちゃんには救われました。もしかしたらあの廃墟になったゲーセンはいかがわしい店と繋がっていたのかも。
なんにせよこれ以上のトラブルは御免なので龍山寺駅に向かって帰ります。
龍山寺駅に近くにもホームレスみたいな人達はたくさんいるのでこの周辺はあまり治安のいい場所ではないのかもしれません。
ですが日中は人も多いですし自分から危ない場所や行動しない限り安全だと思うのでそこまで警戒する必要もなさそうです。
おわり
今回は西昌街観光夜市や華西街観光夜市と廣州街夜市を探索した様子をまとめました。
少し危険な経験もしましたがいつもとは違った夜市を味わえたので良かったです。
あの時は割と落ち着いて対処していましたが今思うと結構やばかったですね。
日本のやーさんは堅気には手を出さないですが台湾のやーさんは分からないので無事に帰れて良かったです。
台湾の夜市は場所ごとに全然取り扱っている商品や店の雰囲気も違うので色んな夜市を巡るだけでも楽しいです。
食べ物は美味しい夜市、華西街観光夜市のようにマッサージが盛んな夜市、洋服やアクセサリーが揃っている夜市など様々な夜市があります。
皆さんも台湾旅行に行った際には色んな夜市を訪れて自分のお気に入りの夜市を見つけてみてください。
ということで今回の記事はここまで。
龍山寺に行った際には近くの剥皮寮歴史街区や夜市にも寄ってみてください。
西昌街観光夜市に行く際にはご注意を。間違っても立ちんぼに声を掛けてはいけません。
台湾では風営法の取り締まりも厳しくなっているのでそういう行為自体危険です。
うっかり付いて行って警察に捕まるなんてことのないように、、。
それではまた次の記事で会いましょう。ありがとうございました。
