国立台湾博物館
どうも僕です。
最近海外旅行に行った際にその国の博物館や美術館を訪問するのにハマっています。
元々日本にいる時は博物館や美術館にはさほど興味はありませんでした。
博物館は動物が好きだしなんだか楽しい展示品もあるので嫌いではなかったのですがわざわざ時間を作って行くほどでもなかったです。
美術館に関しては日本で自主的に行ったことはないですね。
芸術には興味がありましたが絵画となるとなんだか小難しい感じもしますし、黙って絵を見るだけなんてなんかつまんなそう。という単純明快な理由で日本の美術館は避けていました。
しかし東南アジアを横断した際に暇だから立ち寄った博物館や美術館が意外にも面白い。
異文化に触れられる面白さもありますし退屈だと思っていた絵や美術品の鑑賞も作品や作者のメッセージを読み取る楽しさや単純に作品の芸術性を堪能する楽しみがあるのだと気付き、それ以来海外旅行に行ったら必ず国の博物館や美術品に行くようにしています。
しかも蒸し暑い東南アジアの中で涼しい冷房の効いた博物館や美術館はオアシスですし雨の日や急なスコールでも楽しめるもの博物館や美術館のいいところ。
入場料も場所によっては高い所もありますが基本的500円あれば入れますし入場料が無料の場所もたくさんあります。
タダで入れて涼しくて芸術や歴史も学べて程よく時間も潰せる。そんな素敵な場所に行かない理由はありません。
ということで今回の台湾旅行でも博物館に行ってきました。
台湾にも様々な博物館、美術館が存在いますが僕が最初に行ったのは“国立台湾博物館”です。
国立台湾博物館は1908年の日本統治時代に建てられた台湾でも歴史のある博物館です。
館内では台湾の歴史や民族、生物、鉱物などについて学べる展示品が多く展示されています。
台大医院駅から徒歩4分、台北駅からは徒歩10分で行くことができます。
台湾リスが見れる二二八和平公園と隣接しているので公園を目印にすると分かりやすいと思います。
入場
僕は台大医院駅から行きました。
この日はちょうど天気も曇り模様だったので博物館巡りのは最高の天気?ですね。
台大医院駅のホームも既に芸術色に染められていて呪術廻戦に出てきそうなオブジェクトがありました。
台大医院駅からだと歩いて5分くらいなのですぐ着きました。
場所は以前二二八和平公園に行った時に確認しているので方向音痴な僕でも迷わず到着。
駅を降りると雨が降り始めたのでほんとグッドタイミングでした。
入場料は30元(135円)と屋台の揚げパン2個分の値段で入れます。
館内はすごくオシャレなベルサイユのばら風の建物です。
実はこの国立台湾博物館は日本人の野村一郎という人が建設しました。
ドーム型の天井と柱で形成されたギリシャ風の建物で床には大理石がふんだんに使われています。
入場チケットも可愛いです。博物館の展示品もモチーフが描かれていますね。
最初は鳥ゾーンです。台湾に生息する様々な鳥の模型や剝製、骨の標本が展示されいます。
彼らも生きとし生ける命だったので笑っていないのですが斬新な展示の仕方に思わず笑みがこぼれてしまいました。
台湾には日本にいる鳩はいませんが代わりにカラフルで可愛い鳥がよくいます。
日本の鳩ってよく見ると顔怖いのでチェンジして欲しい、スズメは可愛いのであげません。
国立台湾博物館は地上3階と地下1階でそれぞれ東西館に分かれています。
かなりボリュームがありそうですが1フロアの広さや展示数はそこまで多くないので2時間もあればゆっくり楽しめると思います。
地下は主に小さい子供が遊べる体験型の施設になっているので親子連れも多いです。
民族衣装にコスプレできるブースもあったので親子で楽しめる博物館ですね。
ちなみに地下にある熊のオブジェクトはすごく煽ってくるので気をつけてください。
次は生物のエリアです。
ガラス張りのケースの中に様々な生物の模型や剝製が飾られています。
哺乳類から蝶、植物、甲殻類と幅広く展示していて台湾の自然環境について知ることができます。
そしてこのエリアにはケナガマンモスの標本も飾られているので是非マンモスに会いに行きましょう。
次は台湾の歴史について学べるエリアです。
台湾と日本は密接な関係があり1895年~1945年の50年間は日本が統治していました。
日本の統治時代に金融や交通などのインフラが形成され、それがのちの台湾の発展に繋がったりました。
そういう歴史的背景も台湾に親日派が多い理由の一つと言えるでしょう。
このエリアには台湾の原住民が使っていた陶器や像なども展示されています。
また当時の日本の皇太子が台湾に訪れた際に食べた献立なんかも展示されているので日本と台湾の関係をより深く学ぶことができます。
台湾の町でよく見かける寺院に飾られている様々な神様の像も展示してあってどれも精工に作られていて神秘的です。
別のエリアには児玉源太郎と後藤新平の銅像も飾れています。
児玉源太郎は第4代台湾総督、後藤新平は民政長官を務めていました。
元々国立台湾博物館はこの二人を記念した『児玉総督後藤民政長官記念館』として建設されました。
第二次世界大戦後『台湾省立博物館』に改名されたのち2体の銅像も撤去されましたが2008年、博物館設立100周年を記念して再び銅像が展示されることになったのです。
他にも様々な展示品が飾られているので是非皆さんの目で確かめてみてください。
博物館には日本語のガイドもあるのでより展示品の内容や台湾の歴史、民族、生物などについて知りたい人も安心です。
30元のチケットで別館も行けるみたいでしたが時間の都合で行きませんでした。
かなり満喫したので次の目的地に向かいます。
次回
今回は国立台湾博物館に行った感想を書きました。
台湾の歴史や生物、なにより日本との歴史や関係性をもっと知れたのが良かったです。
建物自体もすごくオシャレで展示品より内装の写真を撮っている人もいました。
中にはお土産屋さんもあっていい感じのTシャツがあったのですがサイズが合わず断念してステッカーだけ買いました。
駅から近いですし入場料も安いのでおすすめの観光スポットです。
隣には二二八和平公園もあるので博物館の後に公園でまったりするものいいでしょう。
運が良ければリスにも会えますよ。
この後は台北当代芸術館に行きました。その様子はまた別の記事にまとめます。
ということで今回の記事はここまで。
やはり海外の博物館はいいですね。その国の歴史を学ぶことで普段見ていた町の景色も違って見えてきます。
また日本とゆかりがある国だと別の視点から日本の歴史も学べるのが面白いですね。
台北当代芸術館も楽しみです。それではまた次の記事で会いましょう。
ありがとうございました!