感想

今回はサピエンス全史(下)を読んだ感想を書いていきます。
サピエンス全史(上)を読んでから(下)を読み始めて1ヶ月くらいで読破しました。
感想を一言でいうと、すごく学ぶことが多くて今までの人類歴史や社会のあり方、そして今後に人類の行く末を考えることができる1冊でした。

最初は人類(ホモサピエンス)の歴史を学ぶながら人類が如何にして地球の支配者になり、どのような変革をしてきたのか学びながらワクワクしていました。
しかし読み進めていくにつれて人類が今、更なる変革期に突入していることにも気づかされました。
もしかしたら今までのような人類が地球を統べる時代も終わりを告げるのかもしれません。

もちろんそんなすぐに人類が終焉が訪れることはないでしょう。
ですが僕たちは人類のこれからのあり方を考えなければならない時期にいると思います。
科学や医療の発展によって今までの価値観や倫理観の枠を越えた存在や事例が今後次々と起きる可能性が高いです。
どんな病を治す薬や寿命の大幅の延長、また機械との融合によって老いない身体を手に入れる世界が近い未来訪れる可能性の方が高いと思います。

私たちはそんな世界をどのように受け止めるのでしょうか。
AIやテクノロジーの発展によって人類に代わって機械が地球を統べる時がくるかもしれません。
そうなった時に私たちは何をして何を残せるでしょうか。
サピエンス全史を読み終わってからそんなことばかりを考えていて少し憂鬱な日々を過ごしていました。
今まで当然のように思っていた『これからも人類の歴史が永遠と続く』という幻想を打ち砕かれた気持ちになりました。

そのくらい僕の意識の改革を促してくれた本でした。
もちろんこの本が言っている未来や僕が本を読んで想像した未来とは全然違った未来が起こる可能性もあるでしょう。
しかし現に今、僕たちが生活している社会ではAIの導入やジェンダーレス運動、様々な機関のデジタル化など、その片鱗は見えてきています。

この本の最後にも書いてあった『私たちは何を望むのか?』が重要だと思いました。
地球や人類の歴史からみたら人の一生なんてちっぽけなものです。
その一生を何を望みどのように生きたのか?それが唯一僕たちが選択できる権利なのかもしれません。
ということで今回はサピエンス全史(下)を読んだ感想をまとめてみました。
それではまた次の記事で会いましょう。
ありがとうございました!