あてもなく歩く
ラオスに来てから3日が経とうとしていますが今のところほとんどの時間を宿のベッドで過ごしているので、そろそろ観光しないとなんの思い出のないままタイに移動することになってしまいます。
何もないと言われるラオスですが流石に1個や2個くらいは流石にあるのではないでしょうか。
ということで今回は暑さと戦いながら面白そうなスポットを探していきます。
まずは夜散歩した時に見つけたパトゥーサイに行ってみましょう。
見えてきました。
結構大きくて周りは綺麗に整備された公園で囲まれています。
パトゥーサイは独立を記念した記念塔でヴィエンチャンの象徴として有名です。
ヴィエンチャンでは凱旋門とも言われている通り、外見はフランスの凱旋門に少し似てます。
天井にはラオスの伝統的な装飾が施されています。
3万キープを払えば階段に登って360°ヴィエンチャンの街を眺めることもできますが暑さにやられた僕は登りませんでした。
少し後悔してますが全ての行動が億劫になるくらい暑かったです。
門の先には噴水やベンチがあったり夜になるとライトアップもするので地元の人も多く訪れるスポットとなってます。
プノンペンの独立記念塔も思い出しますね。東南アジアでは記念塔を建てがち。
寺から寺へと
ヴィエンチャンの有名な観光地はもう終わりました。
これからは近くの寺という寺を訪れて行きます。
ラオスの国民のほとんどは仏教を信仰している仏教国なので仏教のお寺は街のいたるところにあります。
そして僕がラオスを訪れた4月13日~16日はラオスの正月にあたり、この時期は1年で最も気温が上がる季節。
そんな暑さと吹き飛ばし正月を祝うために人々は水かけあい、お寺に安置されている仏像を洗い清めるのです。
それがラオスの水かけ祭りになります。
日本ではタイのソンクラーン祭りが有名ですがラオスでも同時期に開催しています。
ということでちゃんとラオスの人々が仏像を洗い清めているか確認する為にお寺に行きました。
ですが中に入ってみると人の気配はなく崩れたレンガの破片がいたるところに散らばっています。
寺が壊れるくらい派手に清めたのでしょうか。
建物自体はそこまで損傷いませんが散らばったレンガが人気の無さがすごく不気味です。
とりあえずお坊さんを探して奥まで進んでみます。
先に進むと綺麗な建物が建ち並ぶ通りで出ました。
たくさんのお坊さんと地元の人もいたので少し安心します。
ラオスのお寺の装飾や像はどれも中二心をくすぐられるカッコよさがありますね。
色んな建物が密集して建てられているので寺院のテーマパークみたいになってます。
これが本堂みたいです。
謎の紐が邪魔ですが綺麗ですね。中には大きな仏像が飾られていました。
ラオスの人々は水のついた葉っぱやブラシで仏像を一つ一つ綺麗に洗っていました。
日本のお墓参りみたいな感じのイメージで祈りを捧げながら洗っています。
僕は洗いもせずずっとカメラを構えていたのでお坊さんからは『なんやこいつ』みたいな目で見られました。
正しい反応だと思います。
最後に見かけた建物は外見自体は綺麗でしたがかなり損傷していました。
何が原因なのか分かりませんが屋根は剝がれ落ちて、瓦礫も空が見えるくらい落ちてます。
もう使われなくなった建物なのか、それともただ壊れていて直すお金がないのか分かりませんが壊れているお寺も珍しいです。
日本ほどではないですがラオスもたまに大きな地震に見舞われるのでもしかしたら地震の影響なのかもしれませんね。
次のお寺は“ワット・シーサケット”です。
比べるのも失礼ですが先ほどのお寺と比べてこちらのお寺は賑やかな雰囲気でお祭り気分を満喫していました。
なんかよく分からないけどお坊さんからおまじないをもらっている人がいたり金運が上がりそうな飾りがあったりとさっきのお寺より華やかな感じがします。
お寺を訪れた信者を楽しそうに写真を撮るお坊さんもいて、彼らもエンジョイしているみたいです。
何故かめちゃくちゃカメラ目線くれるお坊さんもいましたが、よく見たら学校に寄付してね。みたな看板があったので営業スマイルだったのかな。
この時は気付かなかったので寄付金しなかったので心の狭いジャパニーズだと思われてしまったかもしれません。
お寺にある像を洗い清めると言ってますが花びらとかも一緒に添えて洗っているのでどう考えても散らかっています。
またお寺には仏教の神々を祀った像だけではなく故人を祭った像もあるみたいですね。
かなり日本のお墓のシステムと似ていて像には生前の写真が飾られています。
流石にご先祖様に水をかけたりしないみたいですがお供え物をしたりするところも日本と同じですね。
ラオスのお墓事情も少し知れたので次のお寺に向かいます。
最後に訪れたお寺はかなり強そうなお坊さんがお出迎えしてくれました。
『入りたければ俺を倒してからいけ。』と言わんばかりの表情ですが無視して中に入っていきます。
中に入ると強面のお坊さんが修業しているとは思えないカラフルでポップな世界観の光景が広がっています。
傘の飾りやライトアップなどかなりオシャレな映えに力を入れているお寺みたいです。
このお寺でも洗い清めているのですがなんだか洗い方が荒っぽい笑
というか思いっきり水をぶっかけている人もいて、これでいいのか心配になります。
人によって清め方が様々で丁寧に水をかけている人もいれば、写真のようにぶっかけている人もいるので本人が良ければなんでもいいのかもしれません。
おみくじみたいな物もあってカップルが仲睦まじく見てました。
冷水をかけてやりたいですね。
水で清めるお祭りと聞いていたんですがやっぱりこれ逆に汚れているよね。
無抵抗なことをいいことに頭の上に花びらを盛りつけたりとやりたい放題。
これがきっとラオス流の祀り方なのでしょう。
他にも見たこともない動物の像や白すぎるヤギも祀られていたので動物に関わるお寺だったみたいですね。
次回
今回はラオスの街を観光してました。
7割くらいお寺の紹介でしたがそれぞれ個性のあるお寺ばかりだったので楽しかったです。
またラオスの正月にたまたまこれたこともあり、いつも違ったイベントに巡り会えた気がします。
観光するには暑さがしんどいですが水かけ祭りのおかげかどこか涼しく過ごせました。
まだ観光した場所の全てを紹介できたわけではないので続きはまた別の記事にまとめたいと思います。
夜ナイトマーケットに行ったり水かけ祭りで盛り上がる夜の街も探索しました。
正直やることがあるのか不安なラオスでしたが水かけ祭りのおかげで心配なさそうです。
それではまた次の記事で会いましょう。
ありがとうございました!