早起きとバス

いよいよトルコも最終日です。
しかし今日は移動日なので昨日が実質の最終日みたいなもの。
イスタンブールからトビリシまでの便が14時発なので11時には空港に着いておきたいです。
来た時同様、帰りも空港直通のバスを使います。
バス乗り場から空港までは交通状況によりますが1時間から2時間くらい。
宿からバス乗り場までは歩いて30分掛かるので11時に着くためには宿を9時前に出発しなければなりません。

そうなると朝は8時に起きないと、そう思って昨日は寝ました。
決して寝坊できない緊張感からか変な時間に起きてしまいます。
『7時半か、、。あと30分寝れる。』と思いましたが朝食を食べて最終的な荷造りをしてチェックアウトやらなんやらしていたら8時起きは遅いのではないか。
いや、確実に間に合わない。
どうしてこんなに時間の逆算ができないのか。

7時45分に起きて最終的な荷造りをしつつ朝食バイキングのオープンを待ちます。
さて、最後のトルコでの食事にいきましょう。
ご飯を食べたらお腹が痛くなってきました。
時刻は8時半を過ぎたくらい。
今からトイレに行って間に合うのか。
でも行かないわけにもいかないのでなるはやで済ませる。

ふぅ、、。
あとはチェックアウトするのみ。
チェックアウトはすぐに終わって宿を出発したのは8時56分でした。
これ、間に合うかな。
バス乗り場まで歩いて30分と言いましたが今の僕は8㎏のトラベルバッグと8㎏のキャリーケースに3㎏のバックを抱えている状況です。
ギリ間に合うか間に合わないか微妙ですが、できるだけ早く移動するしかありません。

しかしイスタンブールは勾配がきつく、段差や坂が結構あります。
外の気温は一桁ですが上着を2枚も羽織って合計約20㎏の荷物を持ちながらの移動なのでめちゃくちゃ暑いです。
はぁはぁ言いながら中間地点で時間を確認します。
信じられないくらい良いスペース。
これなら間に合うのでちょっとペースを落としても大丈夫でしょう。

無事バス乗り場の到着です。
10分前くらいに着いたので5分くらいタイムを縮められたと思います。
僕は何を目指しているのでしょうか。
バスの中は既に結構人が乗っています。
ですがまだ席は全然空いているので2席取っちゃいましょう。
結構大きいバスなので座席も広々としています。
クレジット決済しかないと聞いていましたがみんな現金で支払っています。
僕の現金が余っていたのでちょうど良かった。
トルコでは全然お金使わなかったです。
まぁ余ったお金はジョージアで両替すればいいんですけどね
ちなみに運転手に言えばクレジット決済も出来ます。
グーグルマップで調べたら朝の時間帯でも1時間半くらい掛かるみたいです。

ボーっとしてようかと思いましたがSIMカードのデータ容量が余っているので動画でも観て過ごします。
1時間くらい経った頃、乗客が慌ただしくなってきました。
何事かと思ってグーグルマップを見ると、もう空港は目の前です。
あれ、全然速くない?
まぁ遅刻するよりは良いのですが。
ということでサビハ・ギョクチェン空港に着きました。

サビハ・ギョクチェン空港到着

時刻はまだ10時30分。
どうしたものかと呆然としますがどうしたもこうしたもないですし外は寒いのでとりあえず空港内に入ります。
そしていきなりの荷物検査。
サビハ・ギョクチェン空港は先に荷物検査するスタイルみたいです。
荷物検査を終えて電光掲示板で自分の便のゲートを確認します。
ですが僕の乗るはずの便が掲載されていません。
おそらく早く来たのでまだゲート情報が載ってないだけだと思うので11時まで待ってみます。
しかし11時になっても僕の便は出てきません。
若干焦りつつ航空会社のホームページで運行状況を確認しますが欠航や渡航中止のアナウンスもない。
頭は軽くパニックです。
以前一緒に東南アジアに行った友人の便が無くなっていたことや今ジョージアはEU加盟の影響でデモを起きていて若干治安が悪化していることが頭の中に浮かんできます。
しかしそんなことを考えても問題は解決しないので係員に聞きましょう。

僕の限界リスニングによると最初にパスポートコントロールをしてくれとのこと。
『ほう、サビハ・ギョクチェン空港はそういうシステムなのか。』一旦飲み込んでパスポートコントロールカウンターまで行こうとしますが『そんなわけあるかい。』と自分にツッコミを入れて冷静を取り戻します。
しかし状況は変わりません。
時間には余裕があるので冷静さが大切。
そしてある物を発見します。
セルフチェックインの機械だと思いますが人だかりができています。
こっそりチェックインしているおじさんを観察してみると僕の同じ便をチェックインしているではありませんか。
物は試し、僕もガイドに沿って操作したのですがあれよあれよという間にチケットと受託手荷物のテープをゲット出来ました。
これが正解だったのか、、。
いや、わかるかい!

とりあえずチケットゲット出来たので一安心と思いきや受託手荷物をどうすればいいのか分からない。
もう一度電光掲示板を確認すると僕の便が載ってるしゲートもオープンしてます。
ゲートが開いてしまえばこっちのもの。
あとはカウンターにスタッフに任せるだけです。
列に並んでいると係員が僕を別の列に誘導します。
しかしそのカウンターはどう見ても無人です。
勝ち確定モードから一気に不安マシマシモードに後戻り。

なるべく前の人を観察してやるしかありません。
別に難しいことはなくさっきの機械から受け取ったテープを荷物に貼ってバーコードを読み込ませるだけでした。
バーコードを読み込んだら荷物は勝手にコンベアで運ばれていきます。
サビハ・ギョクチェン空港はチェックインから荷物預けまでセルフなんですね。
人件費削減なのかもしれませんがちょっと不安になるシステムです。
でも慣れれば楽かも。

天敵現る

さぁあとはパスポートコントロールを済ませるだけ。
浮かれている僕の目の前に現れたのは2度目の荷物検査。
おい、話が違うぞ。
僕は空港が大好きでチェックインの手続きや入国審査すらも好きなのですが荷物審査だけは嫌いです。
というか苦手と言うべきでしょうか。

僕は機内持ち込み荷物に絶対カメラとノートパソコンを入れています。
理由は受託手荷物だと壊れたりロストバゲージの危険性があるからです。
しかしそうなると必ず荷物検査をしなければなりません。
しかもカメラとパソコンはバックから出さないといけないです。
他の人より断然時間が掛かりますし後ろからのプレッシャーも半端じゃありません。
そのプレッシャーに苛まれながら機材は傷つけないように慎重かつ迅速な対応を迫られている感じがとても苦手です。

そんな荷物検査を2回も、、。
到底理解に苦しみますね。
なんとか荷物検査を終えていよいよパスポートコントロールです。
適当な列に並んだのですが2列あって僕の前(隣の列)の女性と係員2人が楽しく談笑しているせいで全然進みません。
すると後ろの女性がブチギレて係員に文句言いだし、僕の目の前のおじさんは仕事をしない係員にため息をついて僕の方を振り返るカオスな状況。
僕は苦笑いしかできませんでした。
ようやく搭乗ゲートまで来ました。
普段だったらもう少しスムーズなのですが何故か普段より大変でした。
早く来ておいて良かったです。
搭乗ゲートがオープンするまで2時間くらい時間があるので動画でも観て時間を潰そうとしますが残っていると思っていたSIMカードのデータ容量が無くなっています。
バスで動画観過ぎたか、、。

でも大丈夫。
僕には楽天モバイルの海外ローミング2㎇があります。
ジョージアでは使えないので、ここで使ってしまいましょう。
あれ、繋がらない。
仕方ない、最後の手段の空港Wi-Fiだ。
ですが何度やっても接続できません。
なんか今日は災難が多いな。
大人しくダウンロードしていた音楽を聴いたり空港をウロウロしていたら搭乗ゲートオープンの時間になりました。
~次回に続きます~