2日目の朝

トルコも2日目の朝が来ました。
次の日は朝から移動なので観光できるのはこの日が最後。
朝から気合いを入れて観光地したいと思います。
しかしあいにくの雨。
スマホで確認するとお昼には止むみたいなので宿の共有スペースで記事を書きながら雨が止むのを待ちましょう。
外を見るとちらちら雨が降っているように見えますが傘をさしていない人も多いです。
やはり海外は多少の雨だったら傘ささないんですね。

時計を見ると12時、外はまだ雨です。
話が違うではないか。
天気予報を確認すると13時には止む予報だったんですが13時待っても止む気配はなく、今度は14時に止むなどと戯言を抜かしてきました。
もうそろそろ出発しないとマズい。
観光できる日が今日しかないのもありますが僕の宿から旧市街までは歩いて50分くらい掛かります。

トルコの治安は悪くはないですが初めて来た国で土地勘もないのでなるべく夜は歩きたくありません。
そうなると早めに宿に戻らなければいけなくなり観光する時間が減ってしまいます。
しかし雨の中ミラーレスカメラを持って観光するのも気が引ける。
一応僕のカメラは防滴仕様ですがずっと雨に晒すのは望ましくないです。
困りましたが仕方がないので今回はスマホだけで観光することにします。
僕のスマホはGalaxy S24でカメラ性能は申し分ないどころから旅行のサブカメラとしての活躍を期待して購入しました。
ということでイスタンブール旧市街をGalaxy S24だけで観光します。

旧市街

旧市街までの道のりは宿から徒歩で50分くらい。
バスなどの公共交通機関を使えばもっと早く、しかも雨に濡れることもなく行けると思いますが道中の風景も楽しみたいので僕は徒歩で行きます。
雨は小雨と言った感じ。
止みそうで止まない微妙な空模様ですが折り畳み傘を持参したので問題はありません。
他の人は傘ではなくフードを被ってます。
僕もフード付きの上着を持ってくれば良かったと若干後悔しますが僕には折り畳み傘がある。
雨の街はまた違った雰囲気がありますね。
まぁ初めて通る道なんですけど。
気づけばガラタ橋の近くまで来ました。
歩道橋ならぬ地下通路を通ると路面電車の駅にたどり着います。
そして目の前のガラタ橋を渡ると旧市街まで行けるので目的地はあと少しです。
橋から見えるボスボラス海峡の景色を楽しみながら行きましょう。
橋にはたくさんの釣り人が釣りを楽しんでいます。
獲物はイワシみたいな小魚ですが全然釣りをしないので正式名称は分かりません。
生け簀一杯に釣っている人もいるのでもしかしたら市場とかで売ってるですかね。
橋を渡りきると露店が出ていて美味しそうな食べ物が売れています。
宿のバイキングで朝ごはんを食べて以降何も食べていないのでお腹空きました。
揚げパンみたいな食べ物が売っているので買ってみます。
値段は60リラだっけな?忘れちゃいました、すいません。
おお、なかなか美味い。
と思ったんですが味はともかく尋常じゃない油が染み込んでいて段々気持ち悪くなってきます。
ただでさえ気持ち悪くなってきているのに最後の方になると下に溜まった油まで染み込んで凶悪な姿へと変貌を遂げました。
ここまでくると揚げパンというより油を食ってるに等しいです。
しかもこんな時に限って飲み物がない。
気持ち悪さを抱えながら旧市街に到着しました。

到着

さすが有名観光地といった感じで雨でも多くの観光客が訪れています。
しかしいかんせん気持ちが悪い。
さっき食べた揚げパンという名の油が僕を苦しめます。
そんな僕の鼻孔を美味しそうな匂いが刺激しました。
匂い辿って行くと、そこにはハンバーガー屋さんが。
ハンバーガー2個とドリンクのセットで210リラとイスタンブールにしては結構良心な値段設定です。
お腹が空いているというより気持ち悪さを解消したい一心で入店します。
店内の雰囲気もアメリカンな感じとローカルな感じがマッチしていて個人的に好きな雰囲気です。
メニューにはアラビアハンバーガーと書いてありますが見た感じ普通のハンバーガー。
見た目はちょっと安っぽいですが意外とボリュームもあります。
味はスパイシーなハンバーガーでピリッとした辛さがコーラと相性抜群でめちゃくちゃ美味しいです。
お腹もいっぱいになったし揚げパンの気持ち悪さも消えたので、これより観光地巡り開始!

と言いたいところですが観光地の入場料がどこも高い。
行こうと思っていたトプカプ宮殿は日本円で約4000円、007の撮影現場となった地下宮殿は日本円で約5000円と昔のディズニーランドとほぼ変わりません。
これじゃ観光地巡りどころの騒ぎではない。
数年前はここまで高額ではなかったのですが近年のトルコでのインフレなどの影響で3倍近くに上がっている場所もあります。
しかしそんな中でもブルーモスクは入場料無料なので今回はブルーモスクに行きましょう。
ブルーモスクまでの道のりにはエヴァンゲリオン初号機みたいなカラーリングの路面電車が走っています。
結構歩道のギリギリを攻めた走りをして来るので注意が必要です。
柵とかガードレール的な物も一切ないので何かの拍子に路面で出てしまったタイミングで電車が来たらちゃんと轢かれます。
ちなみにサグラダファミリアを建築したガウディは路面電車で轢かれた後、浮浪者と間違われて放置され適切な手当てを受けられなかったため亡くなったそうです。
歩いていると猫が2匹並んでいて『何しているのかな?』と思っていたのですが、猫の奥の黒い箱から暖かい空気流れていたのでケツを暖めていたのでしょう。

ブルーモスク

ブルーモスクに着いたのはいいのですが入り口が分かりません。
最初の写真の門がいかにも入り口っぽいですが違います。
違うというかこの門はイスラム教徒の方が祈る場所に繋がっていて観光客には別ルートがあるらしいです。
門の前に案内板があるので案内板に従って入り口を探します。
イスタンブールの新市街でもそうだったのですが猫がそこらじゅうに住み着いていてブルーモスクにも5~6匹くらいの猫がいました。
そして猫を追いかけまわしているうちに入り口発見。
2枚目の写真の奥に見えるゲートが入り口です。
ブルーモスクに入ると壮大な景色が広がっていました。
ちなみに中は土足厳禁ですので靴を脱いで下駄箱に入れましょう。
またイスラム教の神聖な場所でもあるので男性は半袖半ズボン厳禁、女性は肌を露出した服装は厳禁でストールも着用してください。
ストールは入り口で借り出しもしています。
ブルーモスクの正式名称は“スルタンアフメト・モスク”と言ってスルタン・アフメト1世が7年の歳月をかけて建てました。

『世界で最も美しいモスク』と称され内部はブルーモスクの名の通り数万枚の青い装飾タイルで彩られています。
装飾の繊細さや煌びやかさ、モスク自体の壮大さは圧巻で僕はずっと天井ばかり眺めていました。
外にたくさんいた猫達ですがモスク内にもお構いなしに入ってきて下駄箱を占領しています。
綺麗な内装をしばらく堪能してあとは外装を見に行きました。
外装も綺麗で優雅ですがミナレットと言われる柱の1本が改装中だったのが残念です。
内装も外装もとても綺麗で見応えがありますし入場料は無料なのでおすすめの観光スポットですね。
この後も観光地巡りは続きますが続きは次回にしたいと思います。
ブルーモスクも旧市街までの道中も個人的にはすごく好きな風景でした。
雨もそこまで降らなかったですしGalaxy S24のカメラもいい感じで満足です。
ということで今回はここまで。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
ありがとうございました!