はじめに

前回は台湾の国立台湾博物館に行ってきた様子を記事にまとめました。
今回は国立台湾博物館のあとに行った“台北当代芸術館”の様子を記事にまとめます。
台北当代芸術館は台北にある現代アートの美術館です。
僕が美術館にハマったきっかけは現代美術館に行ってからでした。

タイの現代アート美術館行った時に美術館ってこんなに面白いんだと感じました。
それまで美術館にはあまり興味がなく黙って絵を観るなんてつまらないと思っていましたがタイの美術館に行った時に現代アートの作品の面白さや作者のメッセージを感じることができて、そこから海外の美術館に行くのが恒例になりました。

台湾も素晴らしい文化があり街を見ていても流行やトレンドを取り込みつつ本来の文化を損なわない調和のとれた街並みや風景が目立ちます。
そんな台湾の人達が描く芸術やアートはどんなものかすごく気になります。
それを確かめる為に今回は台北当代芸術館に行ってきました。

台北当代芸術館

台北当代芸術館は元々日本統治時代に日本人向けの小学校として建てられましたが2001に台北当代芸術館と名前を変え、美術館として生まれ変わりました。
中山駅から徒歩5分と近いので電車で行くのがおすすめです。
入場料は100元(約450円)。午前10時から午後6時まで開館していて月曜日が定休日となってます。

国立台湾博物館をを出た後に少し腹ごしらえをして台北当代芸術館に向かいました。
ちなみに国立台湾博物館から台北当代芸術館まではおよそ1.2㎞、20分もあれば着くので博物館、美術館巡りをしたい人はおすすめです。
全然関係ないですが台湾にもセカンドストリートがありました。古着のチャイナシャツを探しましたがなかったです。

雨も上がったので台北の街を観光しながら台北当代芸術館に向かって歩きます。
萌えキャラとコラボしている飲食店がありました。なんか日本でも見たことのあるキャラです。
調べてみるとブルーアーカイブというアプリでした。かわいいですね、立派な腰ベルトをしてるので現場作業員でしょうか。
はい、着きました。
これが台北当代芸術館です。赤レンガ倉庫の建物が特徴的ですね。
ちなみに今でも建物の一部は中学校として利用されています。
建物に入るといきなりお土産ゾーンがあって、そこのカウンターでチケットが買えます。
お土産ゾーンを出て左が正規ルートですので僕のように逆走しないようにしましょう。
最初のブースは台北当代芸術館で現在展示している作品の紹介的なブースです。
それぞれのブースを象徴する絵が壁に描かれています。これのステッカーがあれば欲しい。
マジンガーZやドラゴンボールなどの日本のアニメのオマージュ作品もあるみたいです。

深海魚

深海や深海魚をモチーフとしたブースです。
カーテンで仕切られていて中は結構暗く深海をイメージしているのだと思います。
絵には深海に生息する魚が油絵や色んな技法で描かれています(知識不足ですいません)。
水族館が大好きなので深海魚にはまぁまぁ詳しいんですけどグロテスクな深海魚を上手くアートに落とし込んでいる感じるがすごいです。
アート自体は素晴らしかったのですが一緒に観ていた団体のお客さんが大きな声で作品の説明をしたり触ってはいけない展示物に触って係員に注意されていたりと迷惑な連中でした。
せっかく深海のような静かで不気味な雰囲気が台無しだったのが少し残念です。
ですが作品はどれも素晴らしく、絵以外にも深海魚の像にライトや蛍光灯、はめ込みんで更にその中に小さいオブジェクトを入れるという芸術が爆発しまくりの作品もありました。
深海魚という暗いイメージにライトアップとオブジェクトを融合されるアイデアは感動を覚えました。

木のアート

続いては木のアートです。
このブースでは木の上に描かれた動物の絵が飾られています。
ただ木に絵を書いているだけではなく木の形に沿って描かれているところがアートですね。
最初のブースにあったヒョウ?がよく描かれていました。
普通に家に飾りたいくらいオシャレでかわいい。
僕が飼っている猫の絵も書いて欲しいです。
他にも熊やカラスが描かれた作品もありました。
ですが一番目を引いたのはスターウォーズのストームトルーパーでした。
モデルはストームトルーパーですが何故か悟りを開いていて手には黄金のカエルを乗せています笑

木像

最後は木像のブースです。
ここの作品がとにかく独創的で面白かった。
マジンガーZ、エヴァンゲリオン、ヨーダ、ゴジラなどのキャラクターがモチーフになっているですが、どれもストームトルーパー同様何故か神秘的です。
どうやらストームトルーパーは始まりに過ぎなかったみたいで、様々なキャラクターの木像が展示されていてどれも個性的な世界観を醸し出しています。
僕が一番気に入ったのは“デスボール綾波レイ”です。
『あなたは死なないわ、私が守るもの』を物理的に象徴した作品と言えるでしょう。
木像の後ろの板にはエヴァンゲリオンのシーンが細かく彫刻されていて細部にもこだわりが感じられます。
その次に好きだったのは座り方がセクシーなストームトルーパーですね笑
このブースはまさに現代アートという感じがしてとても面白かったですし、この木像たちを見れただけで台北当代芸術館に来た甲斐があったと思うくらい個人的には楽しかったです。
この他にも台湾の犬や馬と人間の暮らしを追った短編ドキュメンタリー映画も公開されてました。
僕にはまだ早かったみたいでよくわかりませんでしたが映像の撮り方とは参考になるものが多かったです。

まとめ

台北当代芸術館めちゃくちゃ面白かったです!
やはり現代アートは観ていて楽しいですし、刺激をもらえますね。
台湾や台北に来た際には是非訪れるべき観光スポットの一つだと思います。
お土産屋さんに作品と関連する物が売ってなかったのが少し残念です。

美術館の展示品は約2ヶ月単位で変わるみたいなので日本のアニメや漫画にゆかりのある作品が展示されていた時に来れたのはすごい偶然でしたね。
おそらく今は別の作品が展示されていると思うので皆さんの目で確かめてみてください。
僕もまた台湾に行く機会があれば違う作品を楽しみたいと思います。

ということで今回の記事はここまで。
かなり充分した博物館、美術館巡りでした。この後は寧夏夜市に行きました。
その様子はまた別の記事いまとめので良かったら読んでください。
それではまた次の記事で会いましょう。ありがとうございました!