個人的好きなMCバトルを紹介していきます。
基本的にyoutubeで観れるバトルを選出します。
hiphopに興味持ってくれる人が増えるといいですね。
MCバトルとはなんぞ?
まず最初なのでMCバトルについて少し説明したいと思います。 僕自身MCバトルを知ったのは2016年くらいからなので、物凄く詳しいというわけではないですが説明するとMCバトルとはその名の通りMC達がマイクを通してバトルをします(笑) 主にDJのビートに乗りながら相手をdisったり自身の音楽性や自分がいかにヤバいかを主張してどっちがかっこよかったか、ヤバかったを決める勝負です。 判定は聞いてるお客さんの多数決で決めることが多いです。判定が別れたら延長と言ってもう一回バトル再開です。 まぁこんな説明をするより実際にバトル動画みてもらうのが一番早いですね(笑)
句潤vsAUTHORITY 【真 ADRENALINE】
今回は句潤vsAUTHORITYのバトルを紹介します! 二人とも有名なMCなので結構人気のバトルだと思います。 まずMCの紹介からすると 【句潤】は横浜のMCでクールと読みます。 高い音楽性を持っていて即興のバトルなのに楽曲をようなメロディーを繰り出す事が出来るラッパーです。 韻を多用するライム型のラッパーというより、リズムや音のノリで会場を沸かすフロウ系ラッパーと言えるでしょう。 大きなMCバトル大会でも優勝している実力者で、流レテ行カズ、B-BOY STANCEなど音源をカッコいい個人的に好きなラッパーの一人でもあります。YouTubeに音源もあるので是非聞いてみてください! 【AUTHORITY】は青森のMCでMCの中でも若手の部類でしょう。 しかしそんな彼ですが実力は確かなものがあり若手でありながらUMBというMCバトルの大きな大会で優勝しているすげぇやつです。 AUTHORITYの特徴は句潤とはかなり異なり韻を多用したスタイルで使う韻がしっかりしている、ラップ用語では“固い韻”と言いますが、そのような韻を8小節の中で連続して瞬時に放つ事が出来るラッパーです。 しかも相手に言われた事に対して明確な返答ができる“アンサー力”も備えているので無難に強いラッパーと言えるでしょう。 そんなスタイルが全然違う二人をバトルなのです!
1バース目
ちなみに今回はDJではなく生バンド演奏です! 先行はAUTHORITY ですが句潤との初対決という事もあって自分でも言っちゃってますが言う事がなさそう(笑) 軽めの韻を踏みながら軽めの挨拶みたいなワンバースが終了します。 MCバトルは先行後攻はジャンケンで決めることが多く先行にはビートの選択権があったりします。 基本的にはアンサーが返せる後攻が有利だと思いますが、いきなり先行でヤバいフロウをかまして会場を心をがっちり掴んでそのまま勝っちゃうなんてバトルもしばしばあるので一概には言えないですね。 ちなみにちなみにジャンケンで勝って先行後攻の選択があるのに先行を選ぶと漢気があるMCとして観客から賞賛されます(笑) 後攻 句潤 AUTHORITYのバースのケツ『ボディブローかますような、このフロウ』から取って ・ボディブロー ヘッド 音に揺れろ 俺は心臓ここ、ここ ピンポイントでこないと響かない 俺は上空上がったFLY アイ いきなり句潤節全開で、そんな軽い挨拶じゃ響かないとアンサー返した後にお手本のような音ハメを決めて会場を沸かします。クソカッコいいですね。
2バース目
先行 AUTHORITY ・ピンポイント こいつは効く心臓 脳震盪 また鼓膜から吸い込んで浸透 いい感じのshit ah no rimite 得意の固い韻の連打で反撃します。 その後も『句潤(cool)ならこっちはhotでいたい』と相手の名前を使って挑発します。 それに対して後攻 句潤 ・coolでもhot hot&cool いつも通り両立のfaceを 俺の面なら表裏が一体 俺は一個you know? 名は句潤だけどhotな部分も表裏で持っているよと流れるような気持ちいいフロウに乗せて返します。 この時指を顎に当てって聞いてるAUTHORITYがかわいいです(笑)
3バース目
先に言っとくと3バース目ヤバいです 先行 AUTHORITY 句潤のバースケツの唯一無二から繋げて ・中立主義じゃねえ 唯一無二だぜ こいつは牛耳る武器だぜ 世界をMIC マイクを指差しながら言い細かい韻を散りばめながらバースをつなげていき最後に ・革命ってやつはTVに映らねえ ならその眼に全部映せ と綺麗にまとめます。 後攻 句潤 ・音楽ってもんは 牛耳るものじゃなく みんな心に響かす 俺の感覚feelしだす ここでクソヤババースを句潤が吐きます しかもここの何が良いかというと聞いてるAUTHORITYを手を胸に当てて句潤バースを受け取るリアクションしてるところですね。 MCバトルで音楽をhiphopを楽しむ句潤をスタイルが存分にでた神バースでした。 その後のフロウめちゃ聞き心地良いですし、バースの最後に『俺の未来に花が咲くんだよなぁ』と言って振り返る句潤をTシャツの背中の柄に花が咲いているのもオシャンの一言
4バース目
先行 AUTHORITY ・考えさせられました そいつはたしかにそうでした 牛耳るもんじゃない そいつは戦いの話 共感者を探して見つける今日に感謝 素直に認められるAUTHORITYの好青年感は異常です。 MCバトルは相手の意見にいかに反論できるかが勝敗を分けますが今回のAUTHORITYみたいに相手の意見を受け止めてリスペクトを送るバトルもいいですよね。 でも勝敗は勝敗なのでAUTHORITYも最後は『その花には名があるかは知らねえが 桜が咲く時期になった そしてあんたが散る時間になったサヨナラ』としっかり攻撃。 後攻 句潤 ・散っても復活 on the fire そしてフラワー 今は名がないかもしれないが先を見据え 俺はマイク握ってるぜ! 復活on the fireは不死鳥の火と掛けているんですかね?まだ名もなき花でも未来に向けてマイクで歌ってるぜとhotな句潤が垣間見えたバースでしたね。
まとめ
勢いのある若手のAUTHORITYと実力者の句潤の初対決 スタイルの異なる二人バトルはお互いの良い所がぶつかり合う名バトルとなりました。 ただAUTHORITYはもっと強いバトルもあるので他のバトルを見るともっとAUTHORITYの強さがわかると思います。 句潤は相変わらずのフロウと音楽への自分の想いを相手にがっちり伝えててかっけー句潤だなというかんじ。 是非句潤の他のバトルや音源も聞いてみてください! そしてこんな文章より動画見た方がこのバトルや二人のヤバさが体感出来るの動画をYouTubeでチェックしてください! ありがとうございました。