久しぶりの映画鑑賞。
今回はゴジラ-1.0を観ました。
せっかくなので軽くレビューしたいと思います
あらすじ
舞台は戦後の日本。
主人公(神木隆之介)は特攻隊でありながら命を捧げることに抵抗がある兵士。
当時の日本は祖国の為に命を捧げることはこれからの日本を守る行為だったので主人公は周りから批判されます。
そんな中滞在していた基地にいきなりゴジラが現れます。
ゴジラはめちゃくちゃ暴れますが主人公が乗ってきた戦闘機のミサイルを使えば撃退できるかもしれない。
他の兵士にそそのかされて戦闘機に乗り込みますが完全にビビッてしまってミサイルのスイッチが押せません。
その間もゴジラによって他の兵士は蹂躙されます。
最後までスイッチが押せなかった主人公。
その結果主人公と1人の兵士を残して壊滅してしまいます。
生き残った兵士からは『お前のせいでみんな死んだ』と言わせる始末。
そんな辛い経験をした主人公は終戦と共に家族がいる東京に帰ります。
しかし主人公を待っていたのは焼け野原になって変わり果て東京。
主人公の家族はみんななくなってしまって、隣人からは『なんでおめおめと返ってきたのか』と罵倒されてしまいます。
そんな主人公はある日、乳児を連れた女性(浜辺美波)と出会いお互いはなんやかんやで一緒に暮らすことに。
そして3人で東京での生活を始めますが再びゴジラが東京に現れる、、。
感想
感想ですがまず僕が思ったことは主人公が不憫過ぎる。
のっけから散々な目に遭いまくるので鬱映画なのかと思いました。
戦後という日本が一番辛い時期ですがそれにしても主人公は散々です。
ですが当時の日本にも実際こういう人もいたのでしょう。
戦争で亡くなるのも辛いですが生き残って敗戦した日本で生きていくのもまた生き地獄です。
それに主人公は家族っも失っているのでなおさら自分が生き残った意味を考えてしまうでしょう。
今回のゴジラは日本が作ったシンゴジラ的なテイストの映画なのでアメリカのゴジラのような大怪獣バトル感はあまりないです。
それよりゴジラによって引き起こされる災害に遭った人間模様を戦後の日本という舞台で繰り広げられる映画となっています。
なので大怪獣バトルを期待してみると刺激が足りないかもしれません。
ゴジラの主演シーンもさほど多くなく人間模様が描かれることが多いです。
なので少し大人向けな映画ですね。
むしろ人間模様や様々環境での人の心の変化を描いた映画が好きな人にはおすすめです。
そしてバトルシーンは多くないですがゴジラの攻撃の描写とかはすごくカッコいいので迫力がないわけではありません。
主人公以外にも日本を代表する俳優たちが魅力的なキャラクターを演じているので映画としては面白いと思いました。
まとめ
久しぶりにゴジラ映画を観ましたがなかなか面白かったです。
ゴジラ映画は現代社会を舞台で描かれるのが多いですが今回は戦後の日本という舞台も魅力の一つだと思いました。
日本が戦争をしていたのは遠い過去にように感じますがまだ78年しか経っていません。
僕のおじいちゃんやおばあちゃんが当時乳幼児として育ったと考えるとそこまで昔だと思えないですね。
そこから現代の日本に至るまで成長できたのは改めて凄いと思いますね。
今作のゴジラ映画では命の尊さを希望がない環境でも強く生きる人間を濃く描いているように感じました。
現代社会では生きているのが当たり前ですよね。
それはそれで素晴らしい事ですし、平和の日本の為に僕たちの先祖様は生きてきたと思うので今の日本の姿は完全ではないですが先祖様が望んだ社会になっているのかもしれません。
ですが生きるのが当たり前で生活に不自由がなくなると同時に今のありがたみを忘れてしまうのも人間です。
僕も仕事しなくないなどと毎日不満を垂れていますが昔の人は仕事も選べる状況ではなかったはずです。
今ある幸せを嚙みしめ事も現代人にとっては大切なことかもしれません。
向上心は大切ですが周りと比べたりSNSに影響されて過度に自分を不幸と思い込み満たさせない欲求に身を任せるのは良くない。
今の生活を送れることに感謝して毎日より良くなる為に頑張りたいと思いました。
ということでゴジラ-1.0の感想でした。それではまた次の記事で会いましょう。
ありがとうございました!