街をブラブラ

トルコに来た初日、空港に到着したのは朝の8時でした。
それからバスでイスタンブール市内まで移動して宿に着いたのは10時過ぎ。
本当は初日、宿でゆったりして次の日からちゃんと観光しようと思っていましたが思ったより時間も体力も残っているので少し仮眠してから初日の観光に行こうと思います。
少し寝て起きたのは午後2時くらい。
3時間睡眠は僕の中では仮眠です。
さぁ身支度をして出かけましょう。
この日は新市街地と言われているエリアを観光してました。
特に決めていたわけではなくトプカプ宮殿やブルーモスクと言ったイスタンブールで有名な観光地がある旧市街地は宿から歩いて50分くらい掛かるのでなんとなく近場を歩いていたら新市街地に来た感じです。
街の外観と雰囲気は僕は今まで行った国とは全く違ったものとても印象的でした。
これから僕が適当に歩いて適当に見つけて適当に観光した場所を紹介します。

パドゥアの聖アントニオ教会

新市街地の途中にあるキリスト教の教会です。
イスラム教徒が多いトルコでモスクはたくさん見受けられますがチャーチは珍しい。
ということで行ってみました。
結構他の観光客も何も考えずに流れのまま観光している雰囲気があります。
ちなみに入場料はありません。
そんなに大きくはないですが立派な教会です。
街の雰囲気とマッチしていてオシャレな感じですが改めて写真で外装を見てみる可愛らしい感じもします。
教会の横にあるのは巨大かつ細長いクリスマスツリーです。
あと2週間ちょっとでクリスマスなんですね。
今年のクリスマスはジョージアで過ごしますが一緒に過ごしてくれる人はいるのでしょうか。
内装はこんな感じです。
可愛らしい外装から一変、落ち着いていて威厳のある雰囲気がします。
もしかしたら動画、写真撮影が禁止かもしれませんがみんなお構いなしに撮ってました。
信徒の人が多い場合は撮影を控えた方がいいかもしれません。
外観は多分大丈夫です。
イスラム教が主流のトルコで珍しいキリスト教の教会でした。

ガラタ塔

イスタンブールでも有名な観光地です。
14世紀に牢獄として使用されていた塔を復元した建造物でエレベーターで登ることが出来て最上階にはレストランがあります。
ただ入場料は日本円で5000円と決して安くはない。
それでも登る人の列ができるくらい人気の観光スポットです。
僕は適当に歩いている時に見つけたので登れることすら知らなくて行列を見つけて『あぁこれ登れるんだぁ』くらいだったので登ってません。
入場料は高いですが最上階からは新市街やボスボラス海峡を一望できるので景色は楽しめそうです。
しかも夜にはライトアップもするらしい。

Salt Galata

Salt Galataはイスタンブールの現代美術館です。
厳密には美術館というよりはアートスペースみたいで元々銀行だった建物を改装して作られました。
中にはギャラリーの他、カフェやWi-Fiが使える図書館もあります。
入り口は銀行の入り口をそのまま使っているのか古めの回転扉が使用されていて風情がありますが昔東京ドームで派遣の仕事をしていたことを思い出して少し憂鬱。
回転扉の先では簡単な荷物検査があります。
バックとポケットの中身を置いて金属探知機をくぐればOKです。
僕が行った時は図書館に誰もいませんでした。
誰も興味がなかったのか閉まっていたのか分かりませんが入ってみたかった。
建物自体がオシャレなアートになっていてイスタンブールの映えスポットとなっています。
なので綺麗で若い女の子の写真会が絶え間なく行われていますが一人で観光している僕にとっては正直邪魔。
じっと待っているのもなんか居心地が悪いで周回しながらシャッターチャンスを伺います。
イスタンブールの美術館は有料な場所が多いですがここは無料かつトイレも綺麗でWi-Fiが使えて疲れたらカフェで休憩できるのでオススメです。

現地人に絡まれる

一通り気になる場所には立ち寄って次なる目的地を探してグーグルマップを確認します。
すると6~7人くらいの若者たちがいきなり話しかけてきました。
どうやら僕が持っているミラーレスカメラで自分達を撮ってほしいみたいです。
トルコに来る前から友人にスリとか仲良くなった後、バーに行ったらぼったくられる詐欺とかあるので気を付けてと念を押されていたので僕の警戒心はマックス。
写真を撮らせておいてモデル代として金を請求する詐欺でしょうか。

先にネタバレすると、この日はサッカーの試合がある日でした。
トルコにはガラタサライというイスタンブールをホームグラウンドとする強豪チームがあります。
彼らもガラタサライのユニホームを着ていたので記念に写真を撮りたかったのでしょう。
そんなことはつゆ知らず『何故か写真を撮るハメになってしまった』と思っている僕。
しかも彼らは先ほど紹介したガラタ塔をバックに撮ってくれと頼んできました。

だかしかし、僕が持っているカメラのレンズは25㎜の単焦点レンズです。
簡単に説明するとズームが出来なくて画角も広くないので人と大きな建造物を一緒に映すのはかなり厳しい。
彼らになんとか説明しようと思いますが英語で“単焦点”や“画角”という単語が分からずオロオロすることしか出来ません。
言葉で説明できないなら直接見せるしかないのでカメラのモニターを彼らに見せます。

すると理解してもらえたのですが『気にしないでいいから撮ってくれ!』と言われます。
何が何でも撮って欲しいみたいだったので『人だけしか映らないよ。』と伝えて写真を撮りました。
写真を確認して送ってくれ!言われたのでインスタグラムを教えます。
そのあと軽く世間話をしますが僕はスリや詐欺を警戒しながらの会話なので全然楽しくありません。

なぜかサッカーの話題になって昔長友佑都選手がガラタサライに所属していた事を思い出します。
僕が『長友知ってる?』と聞くと『ナガトモ!ナガトモ!』と大盛り。
長友さん、あなたは日本の誇りです。
この時点で『あれ?コイツらただのサッカーファンか?』と思いましたが警戒心は未だビンビンだったので適当に握手して彼らとは別れました。
そのあと他のガラタサライサポーターをたくさん街で見かけて今日が試合だったことを知り、彼らがただ記念撮影をしたかった善良な若者たちだった気付くのはもう少し後のお話。

ケバブ食べて帰る

なんだかんだ精神的に疲れたので腹ごしらえをしたい。
ですが観光地だからか元々物価高なのか分かりませんがどこの店も食べ物が高いです。
マックですらセットで1,000円くらいするので日本より高いですしケバブも大体1つで1,000円くらいの値段設定になってます。
いい感じの値段設定をお店を探してケバブとポテチとヨーグルトに飲み物が付いて1000円のお店を発見。

他の店はケバブだけです1000円くらいなので結構お得です。
注文する前に席に案内されました。
店内は結構賑わっています。
僕はさっきのケバブセット頼みました。
隣の席の人が普通にスマホを忘れていたのですが店員さんが『スマホ忘れてるよ。』と呼び止めます。
東南アジアだったらまず有り得ない光景です。
トルコ人ってもしかして優しい?

そんなこんなでケバブ登場。
何故か飲み物は付いてこなかったけどケバブは美味しかったです。
店を後にして『いやー、人も優しいし良い街だな。』と思っていると前から逃げる大人と追いかける大人が現れて店内に消えていきました。
ガチの大人の追いかけっこを見たのは逃走中以来です。
逃走犯が逃げ込んだ店の前は野次馬が出来ていました。
優しい人もいれば、そうでもない人もいるということですね。
皆さんはくれぐれも観光地や繫華街などでのスリや詐欺には気をつけてください。
それではまた。