フィリピンってお土産少なくないか

お土産というのはその国を代表する名物、名産品を送る素敵な文化です。
もらった人はもちろん嬉しいですし贈る人もお土産を選んでいる時間が楽しいですし喜んでくれる顔が見られたら最高ですよね。
また他人に贈るだけではなく自分へのお土産を買う事で忘れられない思い出を作ることができます。
そういう意味ではお土産という存在は旅をする上でかなり重要な要素になります。

日本にはたくさんのお土産があって各都道府県に必ず一個は特産品みたいな物があるのでお土産大国と言えるでしょう。
果たして今回行ったフィリピンのお土産事情はどうなんでしょうか?
有名どころでいうとやはりフルーツが有名ですよね。
特にバナナやマンゴーはかなり有名で、バナナに関しては日本のバナナ輸入量の約80%がフィリピン産です。

そしてやはり何と言ってもフィリピンのお土産と言えばマンゴーですよね。
僕も今回の旅のお土産としてマンゴーを買いました。がそれ以外になんも無くないかという話です。
皆さん他にバナナやマンゴー以外でフィリピンと言われて思い浮かぶ物ありますか?
僕はジョリビーくらいしかありません。

フィリピンってかなりお土産選びに苦戦する国なんじゃないかと思うんですよね。
そもそも物が少ないのと肝心なフルーツ類は生ものなので持ち込み禁止されています。
そうなると必然的にドライフルーツしかない状況ですしフルーツ食べない人には絶望的です。

僕はフルーツ食べないので分からないですがマンゴー好き姉曰くフィリピンのドライマンゴーは美味しいらしいです。
なので困ったらとりあえずドライマンゴー買っとけば問題ないのですが、やはりバリエーションがあった方がお土産としては面白いですよね。
巷では硬いドライマンゴーをヨーグルトの中に入れてふやかしてから食べる“お帰りマンゴー”なるものが流行っているみたいですが、そこまでドライマンゴーの開拓が進んでいる事がフィリピンのお土産不足を露呈していると言わざるを得ません。

せっかくフィリピンで楽しい時を過ごして思い出も作ったので何か形に残るものを持って帰ろうと僕もモールやマーケットを歩き回って一日中探しましたが何にも見つかりませんでした。
ベトナムやタイのマーケットには伝統的な服や小物、ちょっと変わった洋服など選びきれないほどのお土産が並んでいましたがフィリピンのマーケットはだいたい同じような物ばっかり。
しかもほとんどが有名ブランドの偽物とかで、ちょっと変わった洋服とかがあればネタ的なお土産としていいのですがかなり変わった洋服しかないのでネタにも出来ません。

結構僕はドライマンゴーと空港で売ってたTシャツ、昔留学時代に食べてたお菓子ピローズを買って帰りました。
正直マーケットに行けばなんかあるだろうと期待して行ったのでガッカリしましたし8年前もお土産の無さに苦しめられてた事も思い出しました。
どうしてこんなにフィリピンはお土産が少ないのでしょうか。

僕なりに少し考えて思いついたのがまず宗教です。
いきなり物騒な話をしたいわけではなく例えばタイなんか仏教を代表する国でお寺や大仏のお土産がマーケットなどで売られてます。
しかしフィリピンの一番大きな宗教はカトリック系のキリスト教です。
つまりお土産としてのモチーフになるのはイエス・キリストや聖母マリア、十字架などほとんど日本人に馴染み物ばっかり。
しかもフィリピンと聞いてキリスト教がピンとくる人も多くはないのでキリスト像をお土産に渡したところでどこの国のお土産か分かりません。

あとは民族衣装がかなり地味なのが大きな問題だと思います。
そもそもフィリピンの民族衣装なんか存在すら知らないと思いますが一応バロン・タガログというスケスケの刺繡が入ったシャツみたいなのがフィリピンの民族衣装です。
ただ日本人はほぼ誰も知らないしマーケットにも売ってません。
ベトナムにはアオザイがありタイにはタイパンツなど強力なお土産がいる中こっちは誰も知らないスケスケのシャツです。勝てるわけがありません。

そういったわけで結構ドライマンゴーに甘んじてしまうフィリピンのお土産事情でした。
もっと魅了的なお土産増えてフィリピンの魅了が伝わりやすくなればいいのですが、、。
むしろドライフルーツがあるということがせめてもの救いなのかもしれません。

今回の記事はここまでです。
また次の記事で会いましょう。ありがとうございました。